紫苑流 ♪ 英文法

品詞―文を作っている単語の種類を覚えよう!でもサクッとでOK!

【文法】

品詞」とは、それぞれ言葉の役割を意味していて、私たちが普段使っている言葉の分類とも言えます。品詞のことを知らなくても、英語の学習はできます。でも「知っている」と、より効果的に学習ができます。日本人が学校で英語を学び始めた時に、まず覚えることの一つですね。

①名詞

人やもの、場所の名前です。

②動詞

主語(人やもの)の動き、変化、状態を表します。

この動詞は、a)be動詞と、b)一般動詞の二つに分類されています。

a)be動詞

主語の人やものの状態、置かれている状況を表します。

b)一般動詞

主語の人やものの動きや変化を表します。

ポイント:動詞は、主語のすぐ後に置かれるのが基本です。その基本形に、他の文章のパーツがついてどんどん文章が長くなっていきます。

ポイント:be動詞と、一般動詞を、同時に使うことはできません。自分が作った文章をよく見直してみてくださいね。もしも「be動詞」と「一般動詞」が同時に存在している場合は、どこかに間違いがあるということです。主語は何か、主語について「何を言いたいか」をもう一度見直してみてね。

③形容詞

主語になる人やもの、つまり「名詞」を説明する役割を果たします。

形容詞は、そのもの単体で使われる場合と、名詞と一緒に使われる場合とがあります。

a)形容詞単体の場合

形容詞がbe動詞の後にきて、主語の状態/状況を説明します。

It is beautiful.   それは、美しいです。

b)名詞と組み合わせて使う場合

形容詞が名詞の前にきて、名詞の状態/状況を説明します。

It is a beautiful flower.   それは、美しい花です。

④副詞

名詞以外の品詞(形容詞、動詞等)を説明します。

It is very small.  それは、とても小さいです。

→ 主語の状態=small(小さい)という状態が「どの程度か」を説明しています。この例文では、「とても」「小さい」というように、「小さい」状態の度合いを説明しています。

I run fast.                 私は、速く走ります。

→ 主語の動作、つまり「走ります」という動作が、どのような状況かを説明しています。つまり「速く」走るわけですね。

副詞が難しいですね。

「early」を例にお話しすると、たとえば、wake up “early” というように、wake upという動詞を修飾しているので副詞になり、修飾する動詞(動詞句)の後ろに置きます。副詞って、ややこしいですよね。It is early morningの場合は、形容詞にもなるんです。この場合は、名詞の前に置きます。つまり、副詞と形容詞の両方の意味を持っている語は、その語がどこに置かれているかによって品詞が違ってきます。これは、あくまでも文法の話で、実際の会話では、慣れてくると感覚的に「どちらか」「どこに置くか」がわかってきます。^^

⑤代名詞

文章のなかで、同じ名詞が何回か出てくる場合に、繰り返しを避けるために使う言葉です。

⑥冠詞

「a」「an」です。名詞が単数、つまり「一つしかない」ことを表し、名詞の前につきます。

⑦疑問詞

疑問を表しています。文章のなかで、わからないこと、しりたいと思うことを表す部分に使われます。

What (何)、Who(誰)、When(いつ)、Where(どこ)、Which(どちら)、Whose(誰の)、Why(なぜ)、How(どのように)

⑧助動詞

動詞の意味を補い、話をする側の気持ちや判断を表します。

will、can、must、may、shall、should

⑨前置詞

名詞や代名詞の前に置かれます。一つ一つに意味があり、その意味を覚えると、文章が作りやすくなります。

in、out、on、off、over、forなど